2020.10.19 東芝が国内外で量子暗号通信を順次事業化世界市場で競争優位めざす

 東芝は、次世代の暗号技術「量子暗号通信」のシステムを国内外で順次事業化すると発表した。国内では来年4月、システムの実証事業を開始。海外では、9月から提携先の英通信大手BTグループと実用化に向けた実証実験を始めた。米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズの実験にも参加し、開発競争が激化する世界の量子暗号通信市場で競争優位に立つことを目指す。

 量子暗号通信には光の粒子(光子)の特殊な振る舞いを応用。光子に暗号化や解読に使う「鍵...  (つづく)