2020.10.21 【名古屋ネプコン特集】最先端表面実装技術装置が一堂にそろう
昨年の「名古屋ネプコンジャパン」の模様
表面実装を中心とした製造技術・装置専門展示会「名古屋ネプコン ジャパン」(リードエグジビション ジャパン主催)が10月21日から3日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)を会場に開催される。「名古屋オートモーティブワールド」「名古屋ロボデックス」「名古屋スマート工場EXPO」が同時開催され、4展示会合わせて750社が出展する。
新型コロナの影響で世界各地で展示会の中止や延期が相次ぎ、製造系の展示会も同様だったが、ここにきてようやく再開の動きが出てきた。
国内では、10月6日から3日間「関西機械要素技術展」を中心に「第24回関西ものづくりワールド」が、インテックス大阪で開催されにぎわいを見せた。海外では、コロナから立ち上がった中国で製造装置系専門展示会「ネプコンアジア 2020」が8月26日から3日間、深圳コンベンション&エキシビションセンターで開催され、多くの来場者で盛り上がった。
名古屋で開幕される「ネプコンジャパン」は毎年1月に東京で開催されているが、中部地区には自動車や工作機械、航空宇宙関連など様々な企業が集積していることなどを背景に18年から開かれ、今回が3回目になる。
同展示会は、表面実装に関わる技術や製造装置を中心にした専門展。IoT/M2M技術を駆使して生産ラインや工場全体の製造装置を相互にネットワークすることにより大幅な生産性向上を実現する「スマートファクトリー」に関連する企業が出展する。IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)、ロボットなどの技術により、コストの削減、商品の品質向上、変種変量生産への対応、故障予知、労働時間や労働環境の改善など多くの効果をもたらす実装技術や製品がそろう。
同時開催の「オートモーティブワールド」は、「カーエレクトロニクス技術展」「自動運転EXPO」「EV・HV・FVC技術展」「クルマの軽量化技術展」「自動車部品&加工EXPO」の専門展示会で構成される。
自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される。
「ロボデックス」は、少子高齢化で日本の労働人口はますます減って、人手不足が深刻な社会問題となり、ロボットの活用が求められている中で注目される展示会。協働ロボット、AGV(自動搬送ロボット)、周辺機器、SI(システムインテグレータ)、エレクトロニクス商社など様々な企業が出展する。
「スマート工場EXPO」は、IoT/M2M技術を駆使したスマート工場の提案のほか、省力化・自動化といった、人手に頼らない工場のスマート物流・搬送の製品も出展される。
名古屋で開催するこれら各展示会は「第35回ネプコン ジャパン」「第13回オートモーティブワールド」「第7回ウェアラブルEXPO」として、東京でも21年1月20日から22日まで、東京ビッグサイトで開催が予定されている。