2021.01.06 【中・四国版】販社トップに聞く21年の営業戦略東芝コンシューママーケティング中四国支社鹿庭 康司支社長

鹿庭 支社長

オンラインなど積極活用前向き、積極的施策で成長

 新年明けましておめでとうございます。この1月から中四国支社長として着任いたしました鹿庭(かにわ)と申します。コロナ禍の大変な時代ではありますが、皆さまと一緒になって精いっぱい頑張る所存ですのでよろしくお願いいたします。

 2020年は当社としてもニューノーマル(新しい日常)への対応を目指し様々なチャレンジをした年でした。計画以上に成果の大きかった施策もあれば、いまひとつ成果につながらなかった施策もありましたが、この経験を生かした上で21年はさらなる拡大に向けて挑戦してまいります。

 まず当社の営業活動については従業員とその家族、またお得意さまの安全確保を最優先に、感染拡大防止対策に万全を期す所存です。そういった状況下でもオンラインや動画配信を積極的に活用して情報提供量は増加させていきます。

 東芝ストアさま向けのオンライン活用としてはZoom会議で毎月月初に「情報連絡会」、中旬には「商品勉強会」を2回、そして3カ月に1回の「サービス技術講習会」を実施していきます。いずれも当初は60店前後だった参加店も改善を重ねた結果、最近では毎回100店を超える販売店さまにご参加いただいております。また、新型コロナ前の集合形式と比較してもオンラインは店を閉めることなく、従事者全ての方が参加できるというメリットにより、参加人数は大幅に増加しています。

 動画配信についてはQRコードを活用し、販売店さま向けとお客さま向けに提案していきます。例えば、販売店さま向けには新商品発売時に事業部の技術担当者が説明する動画に加え、実演士を活用した「スゴ売りトーク」の動画を作成。QRコード付き小冊子にして配布することで、いつでも簡単に勉強していただけるようにします。お客さま向けにも動画を作成して、QRコード付きのPOPとチラシを作成。お客さまがQRコードを読み込むと動画を視聴でき、安心して新商品を知ることができるようにします。

 東芝ストアさまの年明けの営業活動については、コロナ禍の中で面談が難しくなっていることからポスティングチラシを準備。一方通行となるだけに、お客さまからお店に電話をかけていただきやすいよう、紙面も文字も大きくするなど改善した「お困りごと相談チラシ」にしていますので、既存客だけでなく新規客づくりのために商圏全体へ配布いただく提案をしています。

 春から夏のイベントについては新型コロナウイルス感染状況によって判断を行うことになりますが、「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」までを視野に入れ、お客さまの生活がどう変わるか動向を注視しながらも、前向き、かつ積極的な施策で成長につなげていく所存です。