次世代実装機「NXTR」を投入

　FUJIは、柔軟で無駄のない生産を実現する「FUJIスマートファクトリー」を推進している。

　「FUJIスマートファクトリー」の新プラットフォームに位置付け、表面実装ラインの完全自動化を目指した次世代実装機「NXTR（ネクストアール）」を今年から市場に本格投入する。

　NXTRは、表面実装工程における「3つのゼロ」（実装不良ゼロ、オペレータゼロ、機械停止ゼロ）の実現を目指して新たに開発した。

　「実装不良ゼロ」は、新開発のセンシング技術により、実装状態をリアルタイムに監視し、電子部品と基板へのストレスコントロールを同時に行うことで、安定した高い実装品質を確保する。

　「オペレータゼロ」は、新開発のスマートローダーが生産スケジュールに合わせて、電子部品の補給、次生産への段取り替えを完全自動化する。これにより、作業の遅れやセットミスによる部品供給不良などのチョコ停要因を一掃する。

　「機械停止ゼロ」は、工具なしでヘッドなどのユニット交換が可能。また、自己診断機能により予知保全が可能で、生産計画に支障を与える突然の機械停止を防ぐ。

　新開発のクリームはんだ印刷機「NXTR PM」は、デュアルレーン生産にも対応しており、「NXTR」と組み合わせることで、省スペースで高効率な生産ラインを実現する。