2019.10.25 【電波時評】量販店の力を借りてファン層開拓はいかが?
昭和の時代、メカ好き男性の三大道楽と言えば写真・音響・無線だった。初期の製品は舶来ものが多かった。子どもの頃、多趣味の叔父の家を訪問すると、ドイツや米国製のカメラ、電蓄などを誇らしげに見せてくれた。アマチュア無線に凝っている従兄弟の家では、真空管式の自作無線機やアンテナ、海外との交信の様子を見て憧れたものだった。
60年代になると、カメラも、ステレオも、無線機も、国産品が登場して、カメラ以外は電気店が取り扱うようになった。7... (つづく)