2021.03.12 ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」女優の濱田めぐみら出演者が囲み取材

㊧から海宝直人、濱田めぐみ、渡辺徹

 女優の濱田めぐみ、俳優の海宝直人、渡辺徹が11日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)でミュージカル「アリージャンス~忠誠~」のゲネプロ前に囲み取材に応じた。

 同作は、第二次世界大戦下のアメリカが舞台。日系人であることを理由に強制収容所に入れられた家族の実話をもとにした物語。渡辺が父のタツオを、濱田と海宝がケイとサミーの姉弟を演じる。

 初めてミュージカル作品に出演する渡辺は自身の経歴に触れ「昔トップアイドルでしたから。久々に大きなステージで歌わせていただくことに体が膨らむ思い」と笑いを誘った。

ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の1シーン

 コロナ禍での稽古は独特だったようで、濱田は「歌う時もマスクをしていました。違和感はあります。いろんなマスクを試して歌いやすいものを探したり…2倍3倍大変でした」と回想。海宝も「高地トレーニングみたいな感じ。ようやくここまで来られたことが奇跡。初日を迎えられることは特別なこと」と改めて気を引き締めた。

 自宅でも歌唱練習を行ったという渡辺は、妻の榊原郁恵から指導を受け、「『鼻歌っぽくじゃなくちゃんと声を出して歌え』とか『ピッチが甘い』とかダメ出しがある。年も上で、デビューも先で先輩だから『はい』しか言えない」と苦笑いを浮かべ、再度笑わせた。

 東日本大震災から10年となるこの日、取材前には黙とうをささげた。

 東京公演は28日まで。その後、名古屋公演を4月17日、18日に愛知・愛知県芸術劇場大ホール、大阪公演を23日-25日に大阪・梅田芸術劇場メーンホール。