ダブルAIを採用、好みなどに合わせ空間を快適に保つ

　富士通ゼネラルは、「ダブルAI（人工知能）」を新たに搭載したルームエアコン「ノクリア」Zシリーズでユーザーの好みや部屋に合わせた快適性を実現する。

　エッジ（本体）とクラウドの二つのAIを使用した業界初のダブルAIを、ノクリア最上位機種Xシリーズに次ぐ上位機となるZシリーズにも新たに搭載した。木造や鉄筋といった建物環境と湿熱環境、在室状況などの学習データに気象情報を組み合わせ、体感温度予測や温度ムラ予測、立ち上げ予測、在・不在予測を行うことで、オーダーメード快適を作り上げる。

　複眼ふく射センサーが室内の温度ムラを細かく検知し、収集したデータと過去の運転データ、気象情報などをAIが学習する。建物環境や日差しの影響などによって室内に温度ムラができる時刻や場所を予測し、各ユーザーのリモコンの操作履歴などから、使う人の好みの環境に先回りして設定。自動的に最適な気流を吹き分けるため、不快な時間を作ることなく部屋全体を常に快適に保てる。

　空気質向上や清潔性に対するニーズの高まりを受け、電気集じん方式のプラズマ空清を搭載している。吸い込んだ空気中の汚れを強力に吸着。高い集じん力が持続し、空気抵抗も少ないため、より快適が続く。

　機能だけでなくデザインにもこだわった。室内機にはシボ加工や不ぞろいな着色を施し、素焼きの陶器特有の素朴な質感や凹凸を表現した。

　表面加工にとどまらず、角の丸みなど細部までこだわり、上質さと高級感を持たせたことで、リビングをはじめ設置空間全体との調和が取りやすく、インテリアの雰囲気も引き立てる。設置した際の見え方まで計算して正面を波文様の造形にし、すっきりとした印象を演出した。