2026.03.02 米マイクロンのインド組み立て工場、操業開始 モディ首相も視察
工場の開所式に出席したモディ首相(中央左)とメロートラ会長(同右)
米マイクロン・テクノロジーは2月、インド西部のグジャラート州サナンドに建設した半導体の組み立て・試験工場(OSAT)の操業を開始した。式典には、インドのモディ首相、マイクロンのサンジャイ・メロートラ会長ら政府や同社幹部が出席した。同社にとってインド初の後工程工場になる。
新工場は、半導体メモリーのDRAMやNAND製品の後工程を担う。投資額は27億5000万ドル。インド政府が掲げる「Make in India」政策の象徴的プログラムでもある。
サナンド工場は、品質管理の国際規格「ISO-9001 2025」を取得し、商業生産をスタートさせた。新工場で最初の製品となるメモリーモジュールは、開所記念としてインドでラップトップPC(パソコン)を生産している顧客のデル・テクノジーズに贈呈された。
マイクロンは新工場で、2026年に数1000万個レベルの半導体チップを生産した。27年には、数億個に引き上げる。新工場の完成は、米国での製造やパッケージング能力を補完するとともに、世界における同社のOSATネットワークを強化する意味合いもある。
メロートラ会長は「当社にとってインドで最初のOSAT工場だが、グローバルなAI(人工知能)経済を支える強靭なエコシステムを構築した。インド政府、州政府の関係者に感謝する」とコメントした。
ジャラート州は近年、EV(電気自動車)から半導体に至る分野で製造拠点を誘致することに積極的で、内外の工場が集積している。メロートラ会長はマイクロンの新工場について、「半導体分野の人材育成につながる」という見方を示している。









