2021.04.29 【電波時評】懐かしのカセットテープ復活

 先月、オランダの技術者でカセットテープの生みの親、ルー・オッテンス氏が94歳で亡くなった。

 フィリップスの製品開発責任者だった同氏が、カセットテープを考案したのは1962年ことだ。基本特許を無償公開したこともあり、70年から80年代にかけて広く普及した。ラジオカセットレコーダーやソニーの「ウォークマン」の発売で、音楽を楽しむための最もポピュラーなメディアになった。

 これまでに、1000億巻以上が世界で販...  (つづく)