2021.05.07 【電波時評】国産の医療用ロボットへ期待が高まる

 国産の医療用ロボットが手術や検査の現場で活躍している。ロボット王国日本の面目躍如だ。

 4月21日、和歌山県立医科大学が国産初の手術用支援ロボットを用いて、70代男性2人の前立腺がん全摘除術に成功したと発表した。同ロボットを使った手術の成功は、国内では昨年12月の神戸大学に続いて2施設目。手術に当たった同大学の原勲教授は「従来のロボット手術と比較しても十分満足し得る感触だった。しばらくは泌尿器科領域での手術に限定されるが、当大...  (つづく)