2021.05.20 電機大手の21年3月期 優勝劣敗が鮮明にソニーG利益初の1兆円 日立、富士通も利益伸ばす

 大手電機メーカー各社の21年3月期(20年4月~21年3月)連結決算が出そろい、優勝劣敗の構図がより鮮明になった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要を追い風にソニーグループが初めて1兆円の大台に乗せ、日立製作所や富士通なども利益を伸ばした。一方でパナソニックと三菱電機は減益。コロナ禍の逆風を振り切り好機に変える突破力が、各社の業績に表れた。

 「急に起こった変化ではなく、いろいろなことを積み上げてきた成果だ」。オンラ...  (つづく)