2021.05.25 【電設資材および関連製品特集】七星科学研究所丸型コネクターが主力
「NHVC-1204-6Ⅴ」
七星科学研究所は産業用丸型コネクターを主力とするコネクターメーカー。顧客第一の製品づくりをモットーに、電源用から信号用多極・高圧大電流など多彩な製品をそろえている。ケーブルハーネスにも注力し、あらゆるタイプのケーブルアセンブリーに対応、ユーザーから高い評価を得ている。
同社は、6.6kV仕様の高電圧コネクターの小型タイプ「NHVC-1204-6Ⅴ」を開発した。同コネクターは、使用電圧6.6kV/使用電流100A(3相コンタクト)で、使用温度範囲はマイナス40~プラス85度。適用導体断面積は22平方ミリメートル以下(3相+1接地コンタクト)。保護等級IP67。今年7月ごろからの販売開始を予定する。
さらに、同コネクターをベースに、既存の600Vタイプの高電流容量品として、大電流三相コネクタ「PCI-120シリーズ」(350A)を開発した。
PCI-120シリーズは、低圧三相ケーブルを一括して着脱が可能で、従来シリーズで同サイズの「MMI-120」と比べて使用電流値がアップ。用途に応じた電源側、受電側の組み合わせ形状をラインアップ。インターロックコンタクト3本が標準装備され、保護回路が接続可能。オプションにてハンドル、固定台座を用意している。ワイヤーハーネス(ケーブルアセンブリー)の対応も可能。
防水樹脂コネクターは、「PLWシリーズ」のラインアップ拡充として、新たに3極タイプを開発し、9月ごろの販売開始を予定する。PLWは、屋外照明用電源設備や屋外電源設備用に開発した小型樹脂防水コネクター。既存の2極タイプはPSE規格認定品(3極タイプはPSE規格対象外)。
このほか、USB2.0(Aタイプ メス)防水コネクター「UNJWシリーズ」などもそろえている。
同社は、ハーネス品の販売拡大を図るとともに、カスタム品事業もより強化していく。