2021.06.30 IT大手2社、ICT駆使し脱炭素支援再エネ活用最大化を後押し

NEC玉川事業場に設置された太陽光発電システム=川崎市中原区

 世界で「脱炭素」の動きが加速する中、蓄電池や太陽光発電設備などをICT(情報通信技術)を駆使して統合制御する取り組みで、IT大手2社が攻勢をかけている。NECはこの分野で東京海上日動火災保険と協業し、今秋に新サービスを用意。富士通は分散型エネルギー資源を制御する技術の開発を手掛ける米国企業と提携し、同社が提供するソリューションを国内投入した。

 「CO₂(二酸化炭素)削減による経済効果『90兆円』の潜在市場をにらみ、貢献領域を...  (つづく)