2021.07.19 【電波時評】コロナ禍で進む家電製品の〝個電〟化
コロナ禍を機に、家電製品の商品戦略が変わった。中でも、今までのように単に多くの機能を搭載して付加価値を高めるといったものではなく、一人一人に合った価値を提供するという商品開発が目立つようになった。こうした〝個電〟化は、コロナ禍で始まったわけではなく、少子高齢化や共働き世帯の増加などを背景に、生活スタイルが変化したことに合わせ、多様化するニーズに応える形で始まっていた。
例えば、一人暮らしや高齢の夫婦2人暮らしに向けた少人数用... (つづく)