日本ユニシスのライブコマースサービス「Live kit（ライブキット）」を、小学館が取り組む読者への新しい顧客体験（CX）の施策として提供を開始した。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛の社会状況の中、生活者の商品購入プロセスが大きく変化し、オンラインでライブ配信と商品販売が同時に行えるライブコマースへの注目が急速に高まっている。

　また、第5世代移動通信規格5Gの本格実用化により動画コミュニケーションの利用が増え、ライブコマースの採用を検討する事業者が増加することが予想されている。

　小学館ライフスタイル局、広告局では、新しい読者層へのアプローチや雑誌ブランドの新しい活用を目的としてライブコマース企画をスタート。ライブ配信による商品販売を通して新たなCXを提供、雑誌にはないリアルタイムコミュニケーションを通した顧客との継続的な関係づくりを目指す。

　Live kitは、自社で運用しているECサイト上で商品販売が可能なライブ配信を行うことができる。KOL（キー オピニオン リーダー）がライブ配信で自社商品を紹介し、気になったアイテムを視聴者がその場で購入するスマートフォン時代ならではの新感覚のCXを提供する。また、物販を伴わないコンテンツ配信や商品やサービスのプロモーションにも利用可能。

　日本ユニシスでは、Live kitを小学館のCXへの取り組みを支援していく。