2021.09.29 【関西特集】テイチク三門忠司が新曲「峠の夕陽」関西でPR「一日も早く生の歌届けたい」
「一日でも早く生の歌をファンに届けたい」と語る三門忠司
デビュー40年を超えたテイチクエンタテインメントの三門忠司はこのほど、関西エリアの放送局やメディアを対象とした新曲キャンペーンを展開した。15日に発売した「峠の夕陽」を精力的にアピール。新曲への思いを語った。
新曲は、前作に引き続き金田たつえの「花街の母」などを作ったゴールデンコンビの作詞・もず唱平、作曲・三山敏が手掛けた。三門の十八番の股旅ものに仕上げた。「先生方が『キャンペーンができない中、三門の良さを引き出せる楽曲がよい』と提言してもらい、ものづくりが進んだ。カラオケ好きの人にも好んで歌ってもらえる」と三門。
曲調はゆったり進む一方、冒頭でワンオクターブ音が上がるなど歌い応えがある曲という。また、せりふ入りで、主人公になりきり格好よく歌える。「大衆演劇の主人公のイメージのように歌うとよい。サビの部分をしっかりと張ることが歌唱ポイント」という。関係者からも「久しぶりの股旅ものを待っていた」と評判は良いという。
CWは、大阪府八尾市に伝わる郷土民謡「ヤンレー節」をモチーフにした「望郷ヤンレー節」。音頭調で高い音域の民謡のイメージの楽曲。歌唱ポイントはこぶしを最初から最後まで回して歌うこと。「三山先生がヤンレー節を好んでおり、CW化が実現した」という。
例年の夏には新曲発売に合わせて、関西エリアを中心に短期間で店頭キャンペーンを数多く集中的に展開していたが、昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、キャンペーン活動を抑えていた。
在宅時間が増える中、三門は今年開催した2020東京オリンピック・パラリンピックに勇気と元気をもらったという。「メダルを獲得した選手のコメントを聞いて、活動ができていない自身が恥ずかしくなった。できることから取り組もうと考えた」。最近の在宅時間中では、1人ワンマンショーを実施。声を発声しながら声帯を常に動かすように日々努力していた。
「コロナ禍の状況が一日でも早く終息して、生の歌をファンに届けたい。そのために、声帯も毎日鍛えて衰えないようにしている。良好な発声の状態でショーに臨みたい」と三門は今後の抱負を語る。