2021.09.29 【関西特集】テイチク竹島宏が20周年記念曲「プラハの橋」年末に向け紅白出場目指す
20周年記念曲に意欲を見せる竹島宏
今年でデビュー20周年を迎えるテイチクエンタテインメントの竹島宏は8月25日、20周年記念シングル「プラハの橋」を発売した。9月6日付、同13日付のオリコン演歌歌謡曲ランキングで2週連続1位を獲得した。大ヒットにつなげ、紅白歌合戦の出場も目指す方針だ。
新曲は通算26枚目のシングルで、チェコの首都「プラハ」が舞台となった悲恋歌。ヨーロッパの雰囲気を感じるドラマチックな一曲となっている。「メロディーラインが美しく、歌詞は切ない。今までに歌ったことのない楽曲で、新境地で臨んでいる」と竹島。
2016年のシングル「夜明けのカラス」以来の幸耕平氏が作曲、作詞はスターダスト☆レビュー「木蘭の涙」の山田ひろし氏、アレンジは平原綾香の「Jupiter」などを手掛けた坂本昌之氏がそれぞれ担当し、20周年にふさわしい布陣で挑んだ。ファンや関係者からも「このような楽曲を待っていた」「竹島の声の良さが生かされている」と評判は上々だ。
CWはA、Bの2タイプを用意。Aタイプは「君の明かり」、Bタイプが「心の近くで」。作詞はそれぞれ及川眠子が担当した。君の明かりはファンと竹島の心の距離を埋めるバラード、心の近くでは1980年代のJ-POPをイメージする楽曲。「2曲ともファンへのメッセージの要素が強い楽曲。自身の気持ちや言葉を楽曲に込めた」(竹島)。
コロナ禍で、ライブなどファンとの交流ができていない状況下、SNSでの情報発信やリモートを活用したライブ配信を行い、ファンとの距離を近付けようと取り組んでいる。SNSでは1日1回、花を持った写真を掲載してファンを元気付けている。また、ライブ配信も定期的に開催し、ファンに声を届けている。
リアルでは26日に京都市の京都劇場でコンサートを行った。また、10、11月にも東京や横浜でコンサートを開催する予定。ニューノーマルの時代が進む中で、直接会って声を届ける活動も強化している状況だ。
20年を振り返り竹島は「あっという間の20年。ずっと歌い続けることができたのは幸せなこと。当たり前だった歌手活動がコロナ禍では、貴重と感じた。一枚、一枚歌わせてもらえることに幸せを感じたい」と振り返り、「プラハの橋を大ヒットさせ、年末の活動を見据えるとともに、カバーアルバムも出せるように頑張りたい」と今後に向けての抱負を語った。