象印マホービンは、同社の高級炊飯ジャーなど、購入前に実際に使って試せる「お試しレンタル」を10月1日から開始した。同社の主力製品・圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」（5品番）や、「STAN.」シリーズの調理家電製品（5品番）が試せる。

　レンタル期間は2週間（14泊15日）。レンタル価格は税込み1980～5480円。1日延長ごとに100～300円かかる。レンタル品をそのまま購入（買い取り）することも可能。製品が気に入れば新品を直販ECサイトから購入できる。この場合レンタル代金分の値引きクーポンが発行される。

　また、季節商品であるスチーム式加湿器2品番を必要な時期だけ使って返せる「シーズンレンタル」（レンタル代金税込み3000～3500円・最低レンタル期間3カ月）もラインアップする。

　同サービスは家電お試しサービス「レンティオ（Rentio）」を運営するレンティオ（東京都品川区、三輪謙二朗社長）と提携し、レンタル業務を委託する。

　近年若年層を中心に「買い物で失敗したくない」「本当に良いモノだけを持ち、シンプルに暮らしたい」といった生活者が増えていることに対応し、新サービスを開発した。「実際に使って良さを知ってもらうことで安心感を持っていただくことで、象印ブランドに対する満足度を高めていきたい。良さを知っていただいた上で、今後の購入にもつながればよいと考えている」（同社広報）とし、将来的に同社の顧客となってもらうための施策の一つとしている。