2021.11.05 【東京インターナショナルオーディオショウ特集】ラックスマン パワーアンプ「M-10X」

「M-10X」

高音質・増幅帰還エンジン初搭載

 ラックスマンはガラス棟4階のG408で、注目製品の数々をそろえて豊かな試聴体験の機会を提供する。

 注目機種は、10月発売のステレオ・パワーアンプ「M-10X」。2025年に迎える創業100周年に向け、次世代ラインアップの一つとして開発されたフラッグシップモデルになる。

 コンポーネントの心臓部を担う技術には、新開発の高音質・増幅帰還エンジン「LIFES」を初搭載。トップエンドならではの、ぜいたくな物量をふんだんに採用した。筐体デザインは、大胆な「くびれ」を表現したフラッグシップ共通の立体的なものだ。

 このLIFESは「Luxman Integrated Feedback Engine System」の略で、文字通り、音楽の「命」を伝える。

 プリメインアンプ「L-507Z」もLIFESを搭載し、Zシリーズの幕開けを飾るモデルとなっている。1台で多機能を賄うコンポーネントが持つ高いユーティリティー性と、力強く豊かな音楽性を両立した。

 さらに、視認性に優れた音量レベル表示やヘッドホン出力端子、拡張性のある外部コントローラー端子など、洗練された一体型アンプのスタイルを徹底追求している。

 3月に発売されたMCカートリッジ「LMC-5」も必見だ。4年ぶりにブラッシュアップされたヘッドホン専用アンプのフラッグシップ。現代のオーディオ技術による最新のレコード再生の可能性に目を向けた同社の逸品で、スタイラスから発電エンジンまで全ての素材と構造を、試聴を繰り返して完成させた。カートリッジ製造の粋を極める国内職人が一つ一つ丁寧に組み立てる。

 4月発売の、定評あるヘッドホンアンプの最新作「P-750u MARKⅡ」も見逃せない。最高品質のリスニング環境を提供するフラッグシップの進化モデル。4年前に投入された前身をベースに、この間に進化した回路技術を駆使している。パフォーマンスを向上させ、完成度を高めた。