2021.11.04 「チェンジとグロースの軸で」26年度売上高2150億円昭和電線グループが中計とビジョン
昭和電線グループは4日、グループの創立90周年を迎える2026年度に向けての中期経営計画と、30年度までに目指すビジョンを公表した。DX(デジタル変革、デジタルトランスフォーメーション)の強化、クラウド型のビジネスなどを盛り込んだ。記者会見した長谷川隆代社長は「チェンジとグロース(成長)の軸で進める」とした。
主な事業のうち、エネルギー・インフラ事業では、電力施工ソリューションやDXによるバリューチェーン改革を強調。通信・産業用デバイス事業では、高速データ通信需要などを例示した。電装・コンポーネンツ事業戦略では、車載向けシフトなどを掲げた。海外での地産地消の強化など売上高拡大と、光ファイバ輸出によるグローバル展開も盛り込む。また開発投資や教育など社内の業務全般を通じて、DXを強化していく。
これらを通じて計画では、26年度の業績目標として売上高2150億円、営業利益150億円、営業利益率7%以上、ROIC8.5%を掲げた。また、ビジョンでは30年度の目標として売上高2200億円、営業利益200億円、営業利益率9%以上、ROIC10%を掲げている。