2021.12.06 東陽テクニカが簡易EMI計測ソフトノイズを時間ベースで評価
簡易版EMI計測ソフトウエア「ES10/LE」の画面例
東陽テクニカは、電磁界プローブや小型電波暗箱を用いた簡易的なEMI測定に特化したソフトウエア「ES10/LE」を発売した。二つの新機能で測定を短時間で容易に行える。
まず、測定した電磁ノイズを従来の周波数ベースの評価だけでなく時間ベースで評価できる機能により、電磁ノイズの発生サイクルを可視化できる。搭載部品の駆動サイクルと照らし合わせて問題となるノイズの発生源を簡単に特定できる。
また、二つの異なる測定結果の差分を表示する機能を搭載。電磁ノイズ対策を行う前後のノイズの測定結果を分かりやすく比較できる。ノイズ対策の効果を評価しやすくなり、作業時間の削減が期待できる。
測定位置を最大10カ所登録でき、それぞれの測定位置のデータの保持が可能だ。
1998年に販売を開始した従来機の「EP」シリーズは、多くの種類のEMIレシーバーやEMI測定の関連機器に対応しており、これまでに延べ2000本を販売した。EPシリーズを全面刷新し、後継として開発したソフトがES10シリーズとなる。