2022.01.11 インドで都市ガス事業に参画大阪ガス、日本企業で初
大阪ガスは、インドで都市ガス事業に参画すると発表した。子会社を通じ、現地で事業を手掛ける都市ガス事業グループ会社(シンガポール)に出資する。インドでの都市ガス事業への参画は、日本企業としては初という。
インド政府はエネルギー需要の増大や大気汚染対策として、天然ガス自動車の普及を後押しするなど、天然ガス利用を拡大させている。大阪ガスによると、2020年度のインドの天然ガス自動車の累計登録台数は400万台を超えた。日本の5万台弱を大きく上回る普及具合だ。
出資する都市ガス事業グループ会社は、インド南部の広大な地域で独占事業権が与えられているという。「アジアでの都市ガス事業での良きパートナー」(大阪ガス)として連携し、天然ガス自動車向けの交通用を中心に拡大を進める。将来的には日本国内でのガス販売量の半分程度に相当する事業規模に拡大させていくことを目指す。
大阪ガスはシンガポールやタイ、インドネシア、ベトナムでガス配給事業を展開しており、インドで5カ国目になる。