2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略ルビコン
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PZーCAP」
各種コンデンサーの最新技術紹介
ルビコンは、「オートモーティブワールド」に出展し、アルミ電解コンデンサー、機能性高分子コンデンサー、フィルムコンデンサーなど各種コンデンサーの最新技術を紹介する。
薄膜高分子コンデンサー「PMLCAP」は、高分子を同社独自の技術で多数積層したコンデンサー。極めて理想的に近い電気特性から、火星探査の地震計に採用された。「MUシリーズ」をメインに、現在さらなる高圧/モジュール化を開発中で、車載インバーター用のフィルムコンデンサーの大幅な小型化が実現できる。
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PZ-CAP」は、同社従来の非固体アルミ電解コンデンサーの開発、製造ノウハウを生かしながら、独自のポリマー技術により従来よりも高耐圧を可能とした製品。
リード線/面実装を合わせたハイブリッドタイプ8シリーズをラインアップしており、最新の「PSVシリーズ」は業界最高水準のリプル電流、耐久ESR特性を実現した。各シリーズに、50~80Vdcの高圧品のラインアップ追加も行っている。
フィルムコンデンサーは、汎用(はんよう)の小型品から車載/産機半導体用の大型フィルムコンデンサーまで非常に幅広いラインアップを持ち、さまざまな機器と用途に提案可能。125度高温度対応の「MPTシリーズ」をラインアップに追加し、車載機器への提案も可能。
アルミ電解コンデンサー「BHWシリーズ」は、新規に開発した高倍率電極箔(はく)の採用で、従来製品(BXWシリーズ)の静電容量を最大で20%高容量化した小型化製品。環境対応車に搭載される電池は航続距離の延長により、高容量化が進められ、OBCには充電時間短縮のため高出力化が要求されている。それに伴い、電源電圧平滑用アルミニウム電解コンデンサーの大容量化の要求が増えており、同シリーズを開発した。