2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略ヤマハ発動機

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長期視点でロボティクス事業強化

 ヤマハ発動機は「ネプコンジャパン」に、新川、アピックヤマダ、PFAの3社を有するヤマハロボティクスホールディングス(YRH)との合同ブースで出展する。

 同社は2030年を見据えた長期ビジョンでロボティクス事業の強化に取り組んでいる。一方でコロナ禍に対応した工程の自動化推進や、半導体不足とロジスティクス問題によって必要性が表面化したサプライチェーンの再構築にも対応。同社ロボティクス事業全体を通したコンセプト「1(ワン)STOP SMART SOLUTION」を提案していく。

 表面実装工程におけるクリームはんだ印刷、電子部品実装、外観検査、FA組み立て工程におけるFA機器に加え、半導体後工程におけるボンディングやモールディング、カメラなどのモジュール組み立てまでの主要設備をワンブランドで提供できる同社ならではのソリューションを提案し、顧客の生産現場をサポートする。

 これらにより、半導体後工程から電子部品実装工程のスマート化を実現。顧客の期待を超える価値の創造を目指し、生産現場にさらなるイノベーションを提供する。

 1STOP SMART SOLUTIONを実現する最新の製品として、SMT関連機器では、3Dハイブリッド光学外観検査装置YRi-V、ハイブリッドプレーサーYRH10、プレミアム高効率モジュラーYRM20などを実機展示。IoT/M2M統合システム「インテリジェントファクトリー」の中枢を担う新ソフトウエアYSUPも紹介する。

 半導体後工程製造装置では、YRHグループの新川による新製品ワイヤボンド3D検査機WD3D-1を初出品するほか、アピックヤマダ(モールディング装置)やPFA(デバイス実装・組み立て・検査装置)の製品紹介パネルや映像展示、それら設備による生産品のサンプル展示なども行う。