2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン2022/オートモーティブワールド2022 最先端技術など世界に発信
「ネプコンジャパン2021」の模様
きょうから東京ビッグサイトで
SMT(表面実装技術)を中心とした製造技術・装置展「ネプコンジャパン2022」、自動運転などの技術が集結する「オートモーティブワールド2022」が19日から3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される。主催はRXジャパン(旧 リードエグジビションジャパン)。新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大が懸念されるが、製造業の設備投資は高水準に推移しており、出展企業は需要拡大に向けて最先端のエレクトロニクス製造技術や新製品を世界に発信する。
ネプコンジャパン/オートモーティブワールドは、毎年開催されている。
2021年は、1月20日から22日まで東京ビッグサイトで開幕したが、新型コロナが拡大し、開催前の1月8日から東京など11都道府県に緊急事態宣言が発出され、開催直前に出展を取りやめる企業が相次いで、来場者も激減した。
今年はオミクロン株による第6波に入っているが、昨年来の製造業の活況で、ネプコン展やオートモーティブ展の開催に対する期待は高い。
主催者側も政府・自治体、展示会業界のガイドラインを基に対策を講じて、出展社・来場者の安全を確保する。
ネプコンジャパンとオートモーティブワールドを合わせて、1050社の出展が予定されている。
ネプコンジャパンは、表面実装技術や製造装置、材料に関わる専門展示会で「第36回インターネプコン ジャパン」「第36回エレクトロテスト ジャパン」「第23回半導体・センサ パッケージ技術展」「第23回電子部品・材料EXPO」「第23回プリント配線板EXPO」「第12回微細加工EXPO」の合計6展示会で構成される。
自動倉庫、表面実装機(マウンター)、プリント基板検査装置、はんだ付け装置、実装後工程、はんだ材料まで、表面実装ラインを構成する主要企業が出展する。EMS企業もブースを構える。
実装ラインにIoT技術を活用した生産システム「スマートファクトリー」では、デジタルツイン技術の導入や人工知能(AI)を活用した生産設備の故障予知システム、変種変量生産システムなどが注目を集めそうで、全自動生産、無人工場への関心がさらに高まると予想されている。
オートモーティブワールドは「第14回国際カーエレクトロニクス技術展」「第13回EV・HV・FCV技術展」「第12回クルマの軽量化技術展」「第10回コネクティッド・カーEXPO」「第8回自動車部品&加工EXPO」「第5回自動運転EXPO」「第2回MasS EXPO」の合計7展からなる。
ADAS/自動運転技術をはじめ、カーエレクトロニクスに関する部品、材料、ソフトウエア、テスト装置、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)向けモーター、二次電池、駆動システムなど関連技術が一堂にそろう。半導体メーカー、エレクトロニクス商社なども出展する。
同時開催展として「第8回ウエアラブルEXPO」「第6回ロボデックス」「第6回スマート工場EXPO」「第1回スマート物流EXPO」が予定されている。
IoT/M2M技術を駆使したスマート工場の提案ほか、ロボットの活用による省力化・自動化といった人手に頼らないものづくりがそろう。
経済産業省のほか、ソニー、エリクソン、日産自動車、デンソー、TSMCなどのキーマンによる、最新セミナー180講演が予定されている。