2022.02.24 サーモ活用へ新たな試み高精度校正やAI搭載型も
チノーと産総研が開発した平面黒体装置の試作機
赤外線は電磁波の一種で、温度を持つ全ての物体から放射される。赤外線サーモグラフィーカメラはレンズとセンサーで物体からの赤外線放射量を温度に換算して可視化する機器。新型コロナ禍で発熱者をスクリーニングするために利用が急拡大したが、可能性はこれにとどまらない。産業分野をはじめ、さまざまな新しい取り組みが行われている。
チノーは、産業技術総合研究所と共同でサーモグラフィーの高精度な校正を可能にする平面黒体装置を開発した。黒体はサー... (つづく)