2022.03.04 【業務用無線特集】アイコムインターフェースボックス
3月下旬に発売予定の「telelink」
VPNや複雑な設定なしに仮想オフィスを構築
アイコムは、IP電話システムや関連機器を活用したソリューションを提供している。この3月下旬にはVPNや複雑な設定を必要としない仮想オフィスを構築できるインターフェースボックス「telelink(テレリンク)」を発売予定。サテライトオフィスや現場の仮事務所などで本社の環境を簡単に導入できるツールとして提案する。
同社ではこれまでモバイルIPフォン・IP200HやIPインターコム・IP200PG、固定IP電話端末・KX-HD230、スマートフォンアプリケーション・AGEphoneなどを提供。アクセスポイントなど周辺機器なども提供し、IP電話システムとして提供している。
IP200HはIP電話にトランシーバー機能も搭載した携帯できる内線電話機。IP200PGはインターフォンとして使える。AGEphoneはIP電話の発信・応答を可能にするソフトウエア。これらの機器やパソコンなどを組み合わせ、安全で低コストのソリューションとして提案している。
この環境を出先でも構築できるインターフェースボックス・telelinkを発売。同機は簡単に出先でIP電話システムの環境を構築できるアクセスポイント。セキュアな環境で本社とのデータのやりとりも可能。RoIPゲートウェイ・VE-PG4に連携することで会社内の環境をそのままサテライトオフィスなどで構築できる。
新商品にはLTEの通信機能を搭載。大きさは216×173×52ミリメートルの小型サイズ。重さも約700グラムで持ち運びも容易。本体にはスピーカーやプッシュトーク機能も搭載、機器そのものだけでもやり取りが可能。PCとの接続もできる。
コロナ禍で、社外で働く機会が増える中、同システムを提供することにより、多様な働き方を提案する。