石油開発国内最大手のINPEXは、島根県と山口県沖の日本海で天然ガスや石油の試掘調査を始めた。得られたデータを詳細に解析、評価し、周辺の資源の広がりや量について確認して商業生産が可能かどうかを判断する。

　試掘を始めたのは島根県浜田市沖の北西約130キロメートル、山口県萩市沖の北約150キロメートルの水深約240メートルの海域。5日から始めており、8月まで行う予定。

　今回の海域では、これまでの調査で資源が存在する可能性が高いとみられたため、2016年に簡易的な井戸を掘って調査する基礎試錐を行った。その結果、地下に天然ガス層があることを確認している。