2022.05.24 大規模な空間・表面除菌を1台でアイリスが日本初の製品で参入

24日から発売を開始した「PlasmaGuardPROアイリスエディション」

 アイリスオーヤマは24日、大規模な空間除菌と表面除菌を行うエアソリューション事業に参入すると発表した。米国プラズマガード社のプラズマ除菌器の独占販売を行う。空調ダクトに取り付けて使うもので、最大約840立方メートルの大空間を1台で浄化できる性能を持つ。

 同日から発売を開始した「PlasmaGuardPROアイリスエディション」は、日本の空調設備に取り付けられるよう改良したものだ。独自の低温プラズマ放電技術で一般的なイオン発生機より高い放電電圧を採用し、活性窒素を含む寿命の長いイオンを発生。空気中だけでなく、デスクや床など物体表面にもイオンが届き、菌やウイルスを抑制する。

 価格は取り付け費用を含め1台当たり100万円。オフィスや施設などに提案していく。HEPAフィルターなどは使っていないが、プラズマ放電を発生させる部品の交換が必要で、寿命は2万時間。4年ごとに交換するイメージという。アイリスはエアソリューション事業で2022年に20億円、24年には100億円の売り上げを目標にしている。
(25日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)