2022.06.22 パワー半導体 増産投資活発300ミリウエハー対応進む
インフィニオンのフィラッハ工場内部
電力の制御や供給を行うパワー半導体の増産投資が活発化している。旺盛な需要を受け、効率的に生産能力を拡大できる大口径300ミリウエハー対応製造ラインへの移行が進む。先行する欧米勢を追って日本企業の300ミリ化に向けた投資も加速しており、シェア争いが過熱しそうだ。
富士経済によると、世界のパワー半導体市場はコロナ禍で急速に進んだデジタル化を背景に民生機器、産業、情報通信関連など幅広い領域で需要が拡大し、2021年は前年比20.7... (つづく)