2022.06.27 酷暑にエアコンなど夏物動く各地の家電量販店

気温の上昇とともに家電量販店のエアコン売場は活況を呈してきた

 群馬県伊勢崎市で25日、最高気温40.2度を観測するなど6月としては異例の暑さに。27日には気象庁が関東甲信と東海、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表するなど既に「酷暑」に。先週末の家電量販店は夏物商品を求める来店客の姿が目立った。

 仙台市は25日が猛暑日、26日が真夏日に。ヨドバシカメラマルチメディア仙台(仙台市宮城野区)は、エアコンや扇風機を買い求める家族連れで混雑した。エアコンは子ども部屋用など複数台の購入も目立った。

 同店では今のところエアコン設置に3日を要するが、早期設置を希望する客が多いという。扇風機やサーキュレーターを一緒に購入する人もいるほか、湿度が高くなったことから除湿器も動きが活発だ。

 同店店長は「気温の高い日が続く予報で、ボーナス支給も控え、さらに夏物家電の動きに活気が出てくる。商品を山積みしたり、POPも使いながら在庫商品を告知して販売に努めている」と話す。

 上新電機は24日からDMセールを開始。同社は「下見ではなく、『今すぐ欲しい』という本番買いで来店いただいている。気温が上がり、寝苦しい夜が続いたことから急にエアコンが売れ出した。特に節電多機能モデルが人気だ」と話す。

 冷蔵庫や洗濯機も売れており、続く暑さに「次の週末はさらに期待できる」としている。
(28日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)