2022.07.01 アクリル板に代わり空気でパーティションカルテック、光触媒で空気を除菌脱臭
TABLE AIR
カルテック(大阪市中央区)は1日、飛沫感染を防止するためのアクリル板に代わる、空気のパーティション「TABLE AIR(テーブルエアー)」を発表した。独自の光触媒で除菌脱臭した空気が上方に向かって吹き出し、エアロゾルを遮断。7月中旬に発売する。市場想定価格は税別2万円前後。
同日の会見で、染井潤一社長は「コミュニケーションを妨げるアクリル板によるストレスを解決したいという強い思いで開発した。飲食店を中心に年内で1万セットの販売を目指す」と力を込める。
製品は、シリコンゴム製のモール部、光触媒搭載の送風機、固定金具などの一式。送風機から取り込んだ空気を除菌脱臭し、1分当たり約300リットルのきれいな空気をモール部から噴き出す仕組みだ。空気のパーティションは高さ約80センチメートルに達する。
搭載する光触媒は新開発した「コルゲート活性炭光触媒」。同社の従来品と比べ約2倍の除菌脱臭効果があるという。
同社はホテルのフロントや飲食店などに訴求していく方針だ。染井社長は「例えば回転寿司屋など、かなり長い机を使用している店もある。要望に応じて製品のサイズや空気の出し方に対応したい」と語った。
(4日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)