2022.07.20 【TECHNO-FRONTIER特集】エヌエフグループ次世代電力網の技術開発テーマ
実証実験用系統模擬アンプ
エヌエフグループは「次世代電力ネットワークの技術開発を支える」をテーマに、脱炭素化の推進に関わる製品とソリューションを紹介する。
発電量が変動しやすい太陽光発電などの再生可能エネルギー導入をさらに促進するため、電力系統の安定化や電力品質の確保に関する技術開発が活発化している。各地で、次世代電力ネットワーク構築に向けた実証実験が行われている。
エヌエフ回路設計ブロックは、実証実験の目的に合わせた模擬電源や模擬負荷、各種電力制御装置を提案。また、再生可能エネルギー普及に不可欠な蓄電システム向け系統連系インバーターなどラインアップを紹介する。
脱炭素の切り札として期待されている水素エネルギー関連では、NF千代田エレクトロニクスが、水電解による水素製造用直流電源を提案する。小型の水素ステーションからメガワット級プラントまで、電解槽の仕様に合わせた電圧・電流の直流電源を提供できる。
さらにEVや発電システムのインバーターやその構成部品に関連したコーナーを設置。インダクターやリアクトルにDC電流を重畳して、実際に装置に組み込まれる条件で評価するアナライザーをはじめ、電源回路の安定性評価、コンデンサー・インダクターのリップル電流試験、バッテリー充放電試験や電圧変動試験など、パワーエレクトロニクス分野の試験・計測ソリューションを提案する。