2022.10.03 空気質への関心高く、暖房シーズン前に機能PR 各地のエアコン、空清機販売

ダイキンの人気モデル

 「ウィズコロナ」が浸透し、コロナ禍前の日常に戻りつつあるが、自宅や職場、店舗の空気質への気配りは続く。各電器量販店は暖房シーズンを前に、エアコンや空気清浄機など各メーカーの製品の特徴をPOPなどで分かりやすく伝え、販売に努めているほか、電気料金の高騰から、省エネ性の高い商品の提案を進めている。

 上新電機高槻店(大阪府高槻市)は、9月のエアコン販売実績が前年並みに推移。売れ筋機種は高付加価値モデルで、大容量や暖房能力が高いタイプのほか換気、空気清浄機能搭載モデルが人気だ。

 特に換気機能はダイキンなどモデルの指名買いが多い。空気清浄機も天井付近に気流を送る機種が売れている。
 今後も上位モデルのエアコン販売を推進。電気代が高騰する中、節電につながることもアピールし、空気清浄機もアレルギー対策と合わせて提案する。

 エディオンメッツ大曽根店(名古屋市東区)は部屋の除菌やペット、汗の臭い対策もできる空気清浄機を提案している。売れ筋はダイキンとシャープの商品で、売価は5万円から10万円弱。子育て中の若い家族が大型サイズの多機能モデルを買い求める傾向が強い。

 ヨドバシカメラマルチメディア仙台(仙台市宮城野区)では、新型コロナウイルスや秋花粉の予防に空気清浄機が活発な動きに。空気清浄機は法人需要などを中心に大型機器が動いている。家庭用は花粉、加湿、除菌機能付きの空気清浄機が置き場所を取らないことから人気だ。

 (4日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)