2022.11.24 【5G関連部品特集】トーキン ノイズ抑制シート「バスタレイド」5G専用シートを提案

 トーキンは、ノイズ抑制シート「バスタレイド」の5G専用シートを提案している。高周波帯域での高速、大容量化によるノイズ対策に最適な製品。

 バスタレイドは、ミクロンオーダーの金属磁性体粉末を樹脂中に分散、混合し、シート化した複合磁性体で、電子機器などから発生する高周波ノイズを効果的に抑制するシート状ノイズ対策部品。柔軟性があり、形状加工が容易なため、スペースの制約があるさまざまな箇所でも貼るだけでノイズ対策が可能。

 高透磁率を有しているので薄くても高いノイズ抑制効果が得られる。また、メガヘルツ帯域からギガヘルツ帯域、さらにSHF帯域まで、対応できる。

 これまで、情報機器関連をはじめ、あらゆる電子機器の不要輻射(ふくしゃ)ノイズ対策や、LTE、Wi-Fi、GPSなどの受信感度改善対策、ESDによる誤動作対策など、豊富な実績を持つ。

 さらに自動車、5G関連分野へと市場を拡大している。自動車向けで提案しているのは難燃UL94 V-0タイプの「EFF4」と「FF1」の両タイプ。使用温度はマイナス40~プラス125度。自動車の信頼性試験ZEC-Q200に対応する。

 さらに5G対応グレードとして「EFS/FS」をラインアップした。3ギガ~30ギガヘルツのSHF帯に対応。4Gに比べて通信速度100倍、容量1000倍で、遅延がないのが5Gネットワーク。IoTの基盤となってさまざまな機器がつながり合うことから、通信品質の重要性が高い。

 バスタレイド「EFS/FS」は、Sub6帯からミリ波帯まで5Gで使用する全周波数帯域をカバーし、5G関連機器の高周波ノイズ対策や5Gネットワークの通信品質改善対策に効果がある。