2022.12.12 半導体から王室外交まで ベルギーの使節団が精力的に活動展開
使節団が都内で開いたセミナー
ベルギーからの経済使節団が先週(5~9日)、来日した。政府や産業界などと対話したほか、環境やライフサイエンス関連のセミナーなども開き、多彩な活動を展開した。
これまでも同王室の代表の率いるミッションが来日し、さまざまな産業界代表が参画し、日本と交流を深めている。今回は、アストリッド王女やフランダース政府のヤン・ヤンボン首相が率い、総勢約600人で滞在した。
東京では、強みとする環境技術関連のセミナーを開き、日本とのさまざまな連携の可能性を探るなど交流した。また大阪市内では、バイオ技術や生命科学関連、ベルギーと日本の連携に関するセミナーを開催した。
また、先端技術を手掛ける世界的研究開発機関・imec(アイメック)が、新しい半導体会社ラピダスとの提携に調印。アイメックのCEOは、半導体製造装置大手のSCREENセミコンダクターソリューションズ(SCREEN SS)との提携拡大の調印式にも出席した。
ほかにも、さまざまなテーマの催しや、パナソニックをはじめ日本を代表する企業への訪問などで交流した
アストリッド王女は秋篠宮ご一家を訪問。安全保障で一段と注目される半導体から王室外交まで精力的に交流した形だ。
(13日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)