2022.12.16 スマートバス停を前橋市導入 県内初、20日から運用開始
YEデジタル(北九州市小倉北区)と西鉄エム・テック(福岡市中央区)が共同開発した「スマートバス停」が、前橋市で導入される。
群馬県内では初めてで、JR前橋駅前北口バスロータリーで20日から運用を開始する。
スマートバス停は、デジタルサイネージに最新の時刻表や運行情報を表示できるほか、複数のバス事業者の情報を1台のバス停に統合できる。
前橋市では「情報案内が事業者ごとに分かれている」「バス停が分散していて分かりにくい」といった市民の声を受け、課題解決に向けた取り組みに着手した。
市内に乗り入れる6社に事業の共同運営を働きかけることで、「前橋市内乗合バス事業共同経営計画」に基づく共同経営について、国土交通省から独占禁止法特例法の免除を獲得した。
バス事業者6社が共同でダイヤを調整し、バラバラだった運行情報を統合するために、標準バス情報フォーマット「GTFS-JP」が整備された。
GTFS-JPのさらなる活用として、スマートバス停と連携。複数のバス事業者の情報を1台のバス停に表示できるようにし、利便性の向上を図る。
今回は富士フイルムイメージングシステムズが開発した「バスナビゲーションシステム」と連携させて導入される。(前橋)