2023.01.25 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】オートモーティブワールド クラボウ

「ワイヤーハーネス製造ロボットパッケージ」(イメージ)

ワイヤーハーネス製造ロボットパッケージ披露

 クラボウは、オートモーティブワールドの中の「国際カーエレクトロニクス技術展」に出展。車載向け基板、デバイス、組み立て工程における、外観検査、自動化、省人化、画像センシングやロボットを使った技術を駆使したシステムを提案。昨年11月に受注を開始した高速3Dビジョンセンサー「クラセンス(KURASENSE)」を用いた「ワイヤーハーネス製造ロボットパッケージ」などを披露する。

 システムはケーブル束から1本取り出し、端子圧着、コネクターへ端子挿入までを自動化するロボットパッケージ。基本パッケージは①「クラセンス-C100」②ケーブル用ロボットハンド「クラボッテ」を組み込んだケーブル1本取り出しユニット③ロボット架台、安全柵など④産業用垂直多関節ロボットで構成。ロボットは、ロボットメーカー各社の垂直多関節ロボットに対応が可能。多品種生産工程や自社製作向け企業に提案を行う。

 会場では、ロボットパッケージを使ったワイヤハーネスの自動製造デモを披露。束から1本ずつケーブルを取り出し、ロボットで把持、端子圧着機へセットした後、コネクターに端子を挿入する流れを実演する。

 ほか、基板外観検査装置も紹介。自社で開発したスイッチングシステムにより、従来複数の光学系で必要だった検査が、1スキャンで可能となった「BBMasterシリーズ」を展示。高解像度カメラと高輝度照明により、他社にない画像撮像技術で、欠陥を検出できることが特徴。車載、産業用のプリント基板に対応した同社の中でもスタンダードモデルの手動型装置「BBMaster-1100V」を実機展示する。