2023.02.01 省エネ大賞、100超の応募から受賞決まる 「世界の押し上げに期待」と太田・副経産相

表彰のもよう

 工場や事業所などでの優れた省エネ事例や、省エネ性に優れた製品・ビジネスモデルを表彰する今年度の「省エネ大賞」が決まり、表彰式が1日、東京ビッグサイト(東京都江東区)であった。2部門で計52件の受賞者が称えられた。

 昨年度からAEB・ZEH分野が新設されるなど関心も高く、例年に匹敵する応募110件以上があった。

 主催者を代表して省エネルギーセンターの藤洋作会長があいさつ。エネルギー危機を踏まえ、「カーボンニュートラルへの取り組みが不可欠。先進的な技術の水平展開の呼び水となるよう、情報発信していく」と意欲を語った。

 また、太田房江・経済産業副大臣が「政府をあげてGXに取り組んでいる。受賞各社がサービスや技術を磨いておられことは心強い。日本全体に広がり、世界を押し上げてほしい」と祝辞を述べた。

 主なエレクトロニクス(電機)関連の受賞企業は次の通り。省エネ事例部門=サンエー電機、ジャパンセミコンダクター大分事業所、ダイキン工業、ヤマハ発動機など。製品・ビジネスモデル部門=ダイキン工業、サンケン電気、リンナイ、東芝ライフスタイル、東芝キヤリア、ノーリツ、パナソニック、理研計器、アイリスオーヤマなど(順不同)。

 受賞内容は東京ビッグサイトのアワードコーナーで展示。さらに、事例発表動画を今月中旬からオンライン配信する。

(2日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)