2023.03.09 国内初、埋設型5G基地局を運用開始 KDDI、景観配慮が必要なエリアに展開へ

埋設型の5G基地局

 KDDは9日、国内で初めて、 東京都千代田区のKDDI大手町ビル内の敷地で、高速通信規格5Gの埋設型基地局の運用を始めたと発表した。今後、景観への配慮が必要な場所への展開を目指す。

 同社は2018年から埋設型基地局の検討に着手し、昨年12月に電波発射に成功。先月まで電波伝搬特性などの検証を行い、半径約50メートルの通信エリアが確保できることを確認した。

 防水性の高い金属製の筐体に、無線機やアンテナなど電波放射に必要な機器を収納して地中に埋設。上方に電波を発信するアンテナが地中にあるため、風の影響も受けにくくなる。

 (10日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)