2023.03.27 【電波時評】世界から遅れる日本の科学技術
資源に乏しい日本は「科学技術立国」を掲げて産業振興に取り組んできた。半導体は1980~90年代にDRAM技術で世界を席巻し、自動車産業も低燃費で世界に市場を広げるなど、発展を遂げた。
21世紀に入り、世界各国が科学技術政策に力を入れる中で、エレクトロニクス産業では半導体が失速し、テレビは液晶の潮流に乗り遅れ、携帯電話も主導権を握れなかった。今、低炭素社会の実現に向け自動車のEV(電気自動車)シフトが進む中、米国、EU、中国は... (つづく)