2023.04.03 新生活家電が好調な動き 各地の家電量販店
新生活家電を買い求める来店客で混雑するヨドバシカメラマルチメディア梅田
新年度を迎え、進学や就職など新たに独り暮らしを始める人に向けた家電、家具、生活必需品の販売が量販店で好調だ。
ヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市北区)は、冷蔵庫や洗濯機などの動きが活発だ。店内には新生活を祝う華やかなPOPを展示。真剣に品定めする客で売り場はにぎわっていた。同店副店長は「アイロン不要で時短効果があると、ドラム式洗濯乾燥機を購入するお客さまが増えている」と話す。単身世帯でも家事の手間が省ける高付加価値商品の人気が高いという。
ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺(東京都武蔵野市)では、電動アシスト自転車の売れ行きが好調。子どもの送迎用に購入する来店客が多い。同店店長は「専用の試乗コーナーで乗り心地を試せることもあり、親らが口コミで聞いて、購入に来ることも多い」と話す。
エディオン小牧店(愛知県小牧市)は、新生活商品が前年を上回る順調な売れ行き。5点セット、7点セットで7万~10万円クラスの家電商品が新社会人によく売れており、今年から販売を開始したニトリのインテリアパックへの関心も高い。4月はパソコンやテレビの新規需要も見込め、インターネット加入も勧めている。
3月17日にオープンしたヤマダデンキテックランド福岡西店(福岡市西区)は最寄りの大学に通う学生やファミリー層に向けて商品を訴求している。冷蔵庫と洗濯機のセットやヤマダオリジナル商品の販売が伸びており、新入学の学生にはパソコンを提案。動画配信サービスを楽しみたい人にはFUNAIの「Fire TV」搭載機種などを勧めている。
(4日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)