2023.06.21 オーディオで自分の世界作るのは文化 長野県のオーディオコア
オーディオコアにはショールームがあり、実際に音を体験できる
音楽やオーディオ機器を介して自分の世界を作ることは文化――。今年で創業51年目のオーディオコア(長野県上田市、友野大介社長)は、ノウハウを来店客に提供しながら、オーディオ文化を継承していく必要性を訴える。友野社長は「音楽を通じて精神を豊かにできる」と力を込める。
音楽を聴く方法はさまざまあるが、本格的なオーディオにはその素晴らしさがある。「オーディオはちゃんと(設備を)整えれば応えてくれる」(友野社長)とし、その手助けをするのがオーディオショップの役割だと語る。
友野社長は「オーディオを高尚な趣味にしたくない」と、若い世代にアナログの本質を体験して欲しいという思いも持つ。実際に記者(24)もショールームで、Bowers&Wilkinsの高級スピーカー「801 D4」でレコード再生の音楽を試聴したが、左右に離れて置かれたスピーカーからまるで歌手が目の前にいるかのような迫力と、頭の上に覆いかぶさってくるような音の広がりに驚いた。
友野社長のオーディオへの熱意は、街を巻き込んでの活動にもつながっている。同店主催で「NAGANOオーディオフェア」という、業界を盛り上げるためのイベントも今年10月の開催で4回目を迎える。
(23日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)