2023.07.05 国産生成AIで開発競争激化 日本語特化で巻き返し狙う

NICTが開発した生成AIの画面

 日本語に特化した独自の国産生成AI(人工知能)を開発する動きが急速に広がっている。情報通信研究機構(NICT)は、日本語のウェブデータのみで学習した400億パラメーターの「大規模言語モデル(LLM)」を開発。NECも8月から独自開発の生成AIを企業向けに提供する。ほかにもNTTやソフトバンクなど多くの国内企業が開発に乗り出しており、海外勢から巻き返しを図る起爆剤として、国産生成AIを巡る主導権争いも本格化してきた。

 生成AI...  (つづく)