2023.07.20 【ケーブル技術ショー特集】マスプロ電工 ケーブルラジオシステム提案 災害時の緊急情報など配信

BS・CSチャンネルプロセサー BCWCP2

 マスプロ電工は、災害時の緊急情報を伝える「ケーブルラジオシステム」、遠隔からテレビ信号の状態を監視する「TV信号モニタリングシステム」(参考出品)、市場で好評なデジタルレベルチェッカー・光パワーメーターを提案する。

 新発売のBS・CSチャンネルプロセサーや、システムに合わせ必要な機能を選択できる「光受信機(V-ONU)」なども出展する。

 ケーブルラジオシステムは、ケーブルテレビ網のFM帯域(76~95メガヘルツ)を使い、災害時の緊急情報や地域の情報をケーブルラジオ端末へ配信する。

 TV信号モニタリングシステムは、テレビ信号のレベルや、MER・BERなどを測定するTVモニタリング装置と、そのデータを集約・蓄積し一覧表示できるサーバーをネット上で利用する。閾値の設定で、レベル低下や信号品質の劣化が生じた際にメールで通知があるため、従来テレビ映像が見られなくなった視聴者からの連絡ごとに対応していた受信障害事案に、復旧に向けて素早く対応できる。

 デジタルレベルチェッカーは、新4K衛星放送の映像と音声を確認できる「LCV4A」と、ハンディータイプで新4K8K衛星放送の受信レベル、簡易C/Nの測定ができる「LCT5」を展示。光パワーメーター「VOPSL」はFTTH映像伝送の光レベルや光変調度・信号品質が測定できる。

 BS・CSチャンネルプロセサー「BCWCP2」は、BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正し、多彩な出力調整機能で伝送システムに合わせた出力レベル調整を可能に。システムに合わせ必要な機能を選択できる光受信機(V-ONU)や共同受信用ブースター、レベル差のある入力信号を補正して出力する地上デジタル用簡易ヘッドアンプもラインアップしている。