2023.08.07 【SMT/SMD特集】FUJI FUJIスマートファクトリー、グローバル市場で訴求

拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」

 FUJIは、SMTラインを中心にしたIoT/M2M活用の統合生産システム「Nexim(ネクシム)」をベースに「FUJIスマートファクトリー」をグローバル市場で推進している。

 同ファクトリーは、自動段取り換えなど柔軟で無駄のない生産を実現するものでハード、ソフトウエアの向上を続けながら、全自動生産へと進化する。同ファクトリーの新プラットフォームと位置付け、表面実装ラインの完全自動化を目指した次世代実装機「NXTR(ネクストアール)」を市場に投入している。

 NXTRは、NXTR SモデルとNXTR Aモデルがある。NXTRSモデルはリアルタイムセンシング実装をはじめ、装着動作の最適化や装着後チェックなど、QCDを高い水準で維持する新機能を搭載している。NXTR Aモデルは、段取り換えや部材補給作業からオペレーターを開放するフィーダーの自動交換システムを搭載している。

 変種変量生産の要望に対応する拡張型オールインワン装着機(実装機)の新製品「AIMEXR」(エイメックスアール)は、2023年度中に市場投入する。

 AIMEXRは、NXTRと共通の最新ヘッドを搭載して、各ヘッドは部品サイズの対応範囲が拡張されており、さまざまな基板生産に容易に対応する。進化したXYロボットにより、さらなる高速化を実現した。最新ヘッドとの組み合わせで、実生産におけるスループット向上と高精度を両立したハイパフォーマンス実装を実現する。