2023.08.22 サムスン電子がサムスンセキュリティ技術フォーラム開催

歓迎の挨拶をするチョン社長

 韓国のサムスン電子は22日、「サムスンセキュリティ技術フォーラム(SSTF)」を同社のソウルR&Dキャンパスで開催した。

 同技術フォーラムは、学界・業界関係者が参加し、セキュリティ技術分野の最新技術と動向を共有する場として、今回で第7回目となる。

 4年ぶりのリアル開催となった今年は、「セキュリティのためのハッキング:ハッキングがどのようにセキュリティ革新を導くか(Hack for Security: How hacking drives security innovation)」のテーマで開かれた。

 同社のDX部門のCTO兼サムスンリサーチ研究所長のチョン・ジョンフン社長は挨拶で「ハッキング手法が進化するにつれ、セキュリティー技術も進歩してきた」と述べ、「当社は顧客により高いレベルのセキュリティーを提供するために、ハッカーの視線でセキュリティーの脆弱性を探している」と強調した。

 サムスンリサーチのセキュリティ&プライバシーチーム長のファン・ヨンホ常務が基調講演を行い、「ハッキングはこれまで見落としたり準備できなかった部分まで見られ、セキュリティーの革新をリードする核心要素」と説明し、セキュリティーを向上させるためにこれを適用できる多様な方法を提案した。

 技術セッションも充実。米ミシガン大学電気コンピュータ工学部のシン・ガングン教授、KAIST(韓国科学技術院)電気および電子工学部のユン・インス教授、延世大学電気電子工学部のハン・ジュン教授など、セキュリティー技術分野の専門家の講演などが行われた。

 (24日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)