2023.09.13 カネカが急性期脊髄損傷治験を開始 ヒト羊膜由来間葉系幹細胞を使用

研究開発の様子

 カネカは「ヒト(同種)羊膜由来間葉系幹細胞(KA-301)」による急性期脊髄損傷治験(第Ⅰ/Ⅱ相試験)を開始した。

 使用する細胞製剤は、科学技術振興機構(JST)の産学共同実用化開発事業(NexTEP)の採択を受けた開発事業による技術を活用し製造した。

 脊髄損傷は、転倒・転落や交通事故などの外傷が原因で生じる疾患。受傷後早期の脊椎安定化処置や神経学的リハビリテーションを行うことで一定の回復が望めるが、運...  (つづく)