黄色い高圧洗浄機でおなじみの独ケルヒャーが、家庭内で使う掃除機などの家電を来年1月から全て白色に統一する。日本法人のマーク・ヴァン・インゲルゲム社長は、東京都内で14日に開いた会見で、「家庭用も黄色い本体カラーだった。新しい戦略として『ケルヒャーイエロー』からホワイトに変える」と説明。日本を含むグローバル戦略として展開することを明らかにした。

　ケルヒャーの家庭用製品は、高圧洗浄機をはじめ、スチームクリーナーやガーデンツールなどを日本で展開している。15日からは、日本向けに開発した同社初の充電式スティック掃除機「VCS 3」(税別3万1800円)を売り出し、競争の激しいスティック掃除機市場に参入する。全体的にはホワイト基調の外観だが、電源ボタンの周辺やヘッドの先端などにケルヒャーイエローをあしらったデザインだ。

　インゲルゲム社長は「高圧洗浄機は我々の魂。イエローから変えない。室内で使う家庭用製品をホワイトに統一する」と説明。来年にはロボット掃除機や、フローリングを水拭きできる掃除機などを日本で発売する計画も明かした。

　(後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します)