2020.02.27 家製協、3月の資格試験を中止 新型コロナウイルス拡大で受験者の健康に配慮
昨年9月に行われた「第37回全国統一試験」の様子(拓殖大学会場)
家電製品協会認定センターは27日、3月初旬に予定していた資格認定試験「第38回全国統一試験」の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、受験者の健康と安全を第一として検討した結果、全ての計画を中止することにした。
払い込み済みの受験料については返金する。返金手続き要領などは、改めて連絡するとしている。開催を中止する試験の概要などは、以下の通り。
▽開催を中止する試験概要
①3月1日(日)に開催予定だった全ての資格認定試験(家電製品アドバイザー、家電製品エンジニア、スマートマスターの試験)
②3月4日(水)に開催予定だった全ての資格認定試験(家電製品アドバイザー、スマートマスターの試験)
▽特記事項
①試験の中止に関し、現時点で受験者が自ら手続き(受験キャンセルなど)をする必要はない。
②今回の試験中止の措置として、一律「受験料の返金」で対応(「次回試験への繰り延べ」などの対応はしない)。
・受験料の返金要領については、システム的な検討などを済ませた上で、3月中旬までに改めて連絡する。
・受験料の返金は、「払い込み者」に対して行う(個人申請の場合は受験者個人へ、団体申請の場合は当該団体〈法人〉へ返金)。
③その他「試験免除(科目受験)の権利」の担保など、個別の制度運用については、前記②の返金要領と併せ、改めて連絡。
④本件に関する案内は、次のa.~c.の手段で実施する。
a.家電製品協会認定センターのホームページでの告知
b.受験予定者へのメールでの連絡 (登録されているアドレスへ送信)
c.団体申請の場合は、当該団体(法人)の担当者への連絡。
同センターでは、「受験者の皆さま、ならびに関係者の方々にはご迷惑をおかけいたしますが、現下の状況を斟酌(しんしゃく)の上、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。払い込み済み受験料の返金手続き要領などにつきましては、当方より改めてご連絡いたしますので、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」とコメントしている。(電波新聞では28日付1面に掲載)